毎年行っている小学生以下の生徒が出演するおさらい会は、演奏者と聴く人が共に音楽を楽しめる会にしたいという思いから、ステージの無い会場を選び、グランドピアノの回りを取り巻くように椅子を並べて行っています。
1つの曲を仕上げ、人前で演奏するということは発表会と同じですが、お友達の演奏を聴くことにも重きを置き、様々な音楽や演奏に触れる機会になればと思っています。
お友達の演奏を聴いたり、自分が演奏したり、上手だなぁと感激したり、上手だねと褒められたり、間違えたフレーズを上手くカバーして弾くお友達の姿を見たり、お友達の演奏に心楽しくさせられたり、、、そんな色々な経験が少しずつ、そして確実に自分のピアノを成長させてくれるものではないのかな、と生徒達の演奏を聴き感じました。
緊張感のあるソロの演奏後に、皆で音楽を楽しむ時間を取り入れたいと思い、今年は発表会同様、デュオ演奏を取り入れました。
会場の関係上、連弾のみでしたが、兄弟・姉妹での4手や6手連弾、また、講師が入っての連弾など、発表会ではなかなか出来ない組み合わせ。
また、曲目もポピュラーやアレンジの面白いものなどを多く取り入れ、発表会とは一味違ったとても楽しいものとなりました。
デュオ演奏の際には担当指導者が演奏者の横顔をコメントしました。
コメントを聞いてから演奏を聴くのはとても面白いもので、レッスン時の生徒達の様子までもが見えてくるようでした。
演奏者の「横顔」を知ると演奏にも興味が出てくるようで、生徒達の聴いている表情にそれが表れていました。